朝になると「お腹痛い…」と言い出す。
学校の日は調子が悪い。でも休みの日はケロッとしてる。
「行きたくないだけ?」と思う日もあれば、本当につらそうで心配になる日もありますよね。
病院では異常なしと言われても、体が緊張し続けて不調が出ている子もいます。
今回は、子どもの長引く腹痛について、つくば市のママ鍼灸師が体全体の状態も含めてお話します。
意外と多い、「学校前だけお腹が痛くなる子」
朝になると腹痛が出る。
でも午後や休日はわりと元気。
小児はりのご相談でも、こうしたお子さんは少なくありません。特に、
- 朝ごはん前後に痛くなる
- 支度の時間になると痛む
- 学校へ向かう直前に悪化する
という形で出る子をよく見かけます。
心配になって、いろいろな病院を受診されたり、食事を見直したりしても、結局異常なしと言われてしまい、
「学校に行きたくないの?」「いじめられてもいないし、どうして?」と保護者の方が思い悩んでしまわれることも…。
検査で大きな異常が見つからない場合でも、不調が続くケースはよくあり、当院でも、しばしば「いろいろ検査したけど異常はないと言われて…」と、ご相談をいただきます。
※発熱、強い腹痛、繰り返す嘔吐や下痢、血便、体重減少などがある場合は、小児科での確認も大切です。
お腹は、緊張や不安の影響を受けやすい場所
大人でも、緊張するとお腹が痛くなったり、食欲がなくなったりすることがありますよね。
子どもも同じで、環境や友達関係に変化があったり、頑張りすぎが続いたりすると、胃腸の働きに影響が出ることがあります。
特に子どもは、自分の不調をうまく言葉にできないので、「なんとなくお腹が痛い」、「しんどい」という形で不調が出てくることもあります。
実際に、小児はりで体に触れてみると、
- お腹が硬い
- 呼吸が浅い
- 背中や肩に力が入っている
- 手足が冷えている
という子が多く、これは、鍼灸の目線では、「体がずっと力んだままで、うまく休めていない状態」と捉えます。
「行きたくない」ではなく、「行けない」こともある
腹痛が続くと、保護者としては、「本当に痛いのかな?」「学校が嫌なだけなのかな?」と感じることもあると思います。
ただ実際には、単純に「気持ちだけ」で説明できないケースも少なくありません。
例えば子どもは、大人以上に環境の影響を受けやすいため、自律神経の切り替えがうまくいかず、たとえば、最もストレスのかかるタイミング、つまり朝に胃腸症状が出ることがあります。
胃腸は特にストレスや緊張の影響を受けやすく、お腹の痛み・吐き気・食欲不振といった形で反応が出やすい場所です。
そのため、本人としては「行きたくない」という気持ち以上に、「体が朝のタイミングで動かなくなってしまう」ような状態になっていることもあります。
特に、真面目な子や頑張り屋さんほど、日中は何とか踏ん張っているけれど、朝や登校前に一気に症状として出てくることがあります。
まずは、 「つらかったね」「体がずっと頑張ってたのかもしれないね」と、そのままの状態として受け止めてもらえるだけで、安心する子もいます。
小児はりでできること
小児はりは、 刺さない・痛くない刺激で行う、子どものための鍼灸です。
東洋医学では 「 身心一如」といって、心と体を分けて考えません。
そのため鍼灸では、「お腹の痛み」という症状だけでなく、
- 眠れているか
- 呼吸が浅くなっていないか
- 体がずっと緊張したままになっていないか
といった、体全体の状態をみていきます。
小児はりは、「学校へ行けるようにするため」のものではありません。
まずは、緊張し続けている体をゆるめて、安心して体と心を休める状態をつくること。
そして、 少しずつ元気をためていけるよう、体の土台を整えていきます。
最後に
今回は、学校前に起こる子どもの腹痛についてお話しました。
病院では異常なしと言われても、緊張や疲れが続き、体がうまく休めなくなっている子もいます。
当院では、刺さない小児はりで、お子さんの体の状態をみながらケアを行っています。
「こんなことで相談していいのかな」という段階でも大丈夫ですので、気になることがあれば下の画像をクリックしてお気軽にご相談くださいね。

