「抱っこすると体を反らせる」
「寝かせようとすると背中を突っ張って怒る」
「夜泣きもひどくて困っています」
夜泣きのご相談で、こんなお話を伺うことがたまにあります。
もちろん、夜泣きの原因は一つではなく、反り返りがあるからといって、必ずしも夜泣きにつながるわけでもありません。
ですが、小児はりの施術では、赤ちゃんの体の緊張や反り返りも確認するポイントの一つです。
ここでは、つくば市の鍼灸師ママが反り返りと夜泣きの関係についてお話ししていきます。
反り返りは成長の過程でも見られます
赤ちゃんが体を反らせる様子は、成長の過程で普通に見られるものでもあります。
ですので、「反り返る=異常」というわけではありません。
ただ、 体全体に力が入りやすく、抱っこをしてもなかなか力が抜けない赤ちゃんもいます。
そんな場合は、体の緊張が関係している可能性も考えながら、全身の状態を見ていきます。
夜泣きと反り返りの関係は?
赤ちゃんは、 お腹の中にいた頃のように、手足を軽く曲げた丸い姿勢でいると安心しやすいと言われています。
そんな中で、体が反りやすく力が入り続けている状態では、上手にリラックスできない赤ちゃんもいるのではないかと、私は小児はり施術の中で感じています。
もちろん、反りやすさや体の緊張だけで夜泣きの原因を説明することはできません。
睡眠リズムやお腹の状態、生活環境、その子の個性など、さまざまな要素が重なって夜泣きは起こると考えられています。
反り返りを減らす方法について、もっと詳しく知りたい方はこちら↓もご覧ください。
小児はりでは症状だけでなく体全体を見ています
当院では、反り返りだけ、夜泣きだけを見るのではなく、
- お腹の張り
- 背中や首の緊張
- 日中の機嫌
- 睡眠の様子
などもあわせて確認しています。
「ちょっと背中が硬いですね」「お腹が張っている」と保護者の方にお伝えすると、
「凝ってるってこと?」「赤ちゃんなのに、硬いの?」「ぷにぷにしてると思うけど…?」と驚かれることがあります。
実は、私たち 鍼灸師が見ている「硬さ」や「張り」は、大人の肩こりでイメージするようなカチカチの状態とは少し違うんです。
簡単にいうと、赤ちゃんの肌にそっと触れたとき、お肌のすぐ下から返ってくるわずかな張りや、力の入り具合をみています。
そのため、見た目には柔らかそうなお腹でも、触れてみると「少し力が入っているな」と感じることがあります。
これはご家庭ですぐに判断できるようになるものではないかもしれないのですが、
ママパパでも、毎日ほんの少し意識して赤ちゃんに触れてもらうことで、調子が良い時と良くない時の差が少しずつ感じていただけるのでは、と私は思っています。
当院では、お腹や背中だけでなく、赤ちゃん全体の様子をあわせて確認しています。
赤ちゃんが少しでもリラックスして過ごせるよう、体全体のバランスを見ながら施術を行っていますよ。
こんな時は小児科へ相談を
反り返りはよく見られる様子の一つですが、
- けいれんのような動きがある
- ぐったりしている
- 母乳やミルクが飲めない
- 発達が気になる
- いつもと様子が明らかに違う
といった場合は、小児科へ相談することをおすすめします。
まとめ
この記事では、夜泣きの赤ちゃんに見られる反り返り、体の緊張についてお話ししました。
夜泣きと反り返りが必ず関係しているとはいえませんが、 体に力が入りやすい赤ちゃんでは、うまくリラックスできておらず眠りにくさにつながっていることもあります。
夜泣きだけを見るのではなく、赤ちゃんの体の使い方や緊張、お腹の状態なども含めて見ていくことが大切だと当院では考えています。
「反り返りが気になる」「夜泣きが続いてつらい」という場合は、一人で悩まず、お気軽にご相談くださいね。


