「昼寝をたくさんしたから、今夜はあんまり寝てくれないかも」
「お昼寝のリズムが崩れてから、夜泣きが始まったみたい」
夜泣きのご相談では、このようなお話を伺うことがあります。
夜泣きにはさまざまな要因がありますが、昼寝を含めた睡眠リズムも関係することがあります。
ここでは、つくば市の鍼灸師ママが夜泣きとお昼寝の関係についてお話ししていきます。
昼寝は夜の睡眠にも影響します
赤ちゃんは、大人のように夜だけで十分な睡眠をとることができないので、昼寝も大切な睡眠時間の一部です。
でも、昼寝が極端に短かったり疲れすぎたりすると、かえって興奮した状態になり、夜に寝つきが悪くなったり、途中で何度も目を覚ましたりすることがあります。
一方で、夕方遅い時間まで長く眠ると、夜の寝つきに影響することもあり、「午後4時くらいまでにお昼寝から起こしましょう」と育児書等で言われることも多いと思います。
「眠いのに眠れない」こともあります
赤ちゃんは、疲れれば自然に眠るものではあるのですが、疲れすぎることで、かえって寝つきにくくなることがあります。
眠そうにしているのに泣いてしまう、抱っこしないと眠れないという場合は、疲れや興奮が重なり、 眠りたいのに眠るモードへ体を切り替えにくくなっている可能性もあります。
私たちの体では、活動するときと休むときで自律神経がバランスを取りながら働いています。
そのため、日中の興奮がなかなか落ち着かないと、眠気があってもうまくリラックスできず、寝つきにくくなることがありますね。
「昼間の興奮が忘れられなくてまだ眠れない!」と言葉に出して言えない赤ちゃんも、同じことが起こり得るんです。
きょうだい育児ではいっそう予定通りにいかないことも
二人目以降の育児では、上の子の習い事で下の子のお昼寝が遅くなった、保育園のお迎えで下の子を起こさなければならなかったということもあるあるですよね。
逆に、下の子の生活リズムに合わせていると、上の子の活動時間や就寝時間がずれて生活リズムが崩れてしまうこともあります。
これらは、当院でも、とてもよくお聞きする状態です。
毎日理想どおりに生活リズムを整えることは難しいものです。
一日だけで判断するのではなく、数日単位で睡眠全体の流れを見ていくことが大切です。
小児はりでは、生活リズムを整える工夫とあわせて、やさしく皮膚に触れることで、子どもたちがリラックスしやすい状態を目指します。
「昼寝を見直しても変わらない」「何から始めたらいいか分からない」という時は、お子さんの睡眠全体をママパパと一緒に考えていきます。
小児はりでは生活全体を見ています
夜泣きのご相談では、まず
・朝は何時に起きるか
・昼寝は何回するか
・寝かしつけにはどれくらいかかるか
など、睡眠リズム全体についてお話を伺います。
さらに、赤ちゃん本人のお腹や背中の張り、体の力の入り具合、顔つきなど今の体の状態も確認します。
実は、赤ちゃんは皆いつでもプニプニで柔らかい、というわけではありません。
生活リズムが整っていても、力が入りやすくうまくリラックスできていない赤ちゃんもおり、
そんな場合は体の表面にそのサインが出ていることが多いです。
小児はりでは、やさしく皮膚を刺激しながら、赤ちゃんが心地よく過ごせる状態を目指します。
やさしく肌にふれる刺激は、自律神経の切り替えをサポートし、リラックスしやすい状態につながると考えられています*。
当院では、生活リズムだけでなく、 赤ちゃん自身が眠りやすい体の状態を整えることも大切にしています。
*「小児はりの機序を考える」(森ノ宮医療大学・松熊秀明教授)/日本東洋医学雑誌第75巻p.168
これは医学的に証明されたことではなく、当てはまらないケースもあるのですが…
睡眠リズムが崩れる時期は、その後に新しいことができるようになったり、表情や動きが変わったりと、「成長の節目だったのかな」と感じる赤ちゃんが少なくありません。
睡眠が乱れたからといって、必ずしも悪いことばかりではないと私は考えています。
赤ちゃんと一緒にママパパも楽になるように考えていきましょう!
まとめ
夜泣きは、昼寝だけが原因で起こるものではありませんが、昼寝を含めた睡眠リズムや、赤ちゃんの体の状態が関係していることもあります。
当院では、夜泣きだけでなく、昼寝や日中の様子、お腹や背中の状態なども含めて、お子さん全体の様子を確認しています。
夜泣きが続いて気になる時は、下の画像をクリックしてお気軽にご相談くださいね。

