夜眠れない、朝起きられない…|子どもの生活リズムの乱れと小児はり

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子どもが朝になると起きられない、起きてもだるそう
学校の時間になると動けない…
ゴールデンウィーク明けに増えるお悩みのひとつです。
ゴールデンウィークに限らず、夏休みなどの長期休み明け、風邪をひいたあとなど、環境の変化が続いたあとに子供の生活リズムが崩れるケースはよくあります。

「夜更かしのせい?」「まだしんどいのかな…」と思われやすいですが、体がずっと緊張したままでうまく休めなくなっている子もいます。
この記事では、つくば市のママ鍼灸師が生活リズムの崩れと体の状態について解説します。

疲れていても眠れない子どもたち

大人でも、疲れているのに何だか落ち着かなくて眠れないことがありますよね。

子どもも同じで、頭が休まらない、頑張りすぎている、気を張って過ごしているというような状態が続くと、眠りが浅くなったり、寝つきにくくなることがあります。

最近では、「安心できているかどうか」が、体の緊張や睡眠などに影響すると考えられています。
例えば、ポリヴェーガル理論*では、人は安心している時ほど、呼吸が深くなり、休息モードに入りやすいとされています。
逆に、緊張が続いている状態では、眠りが浅くなったり、朝うまく動けなくなることもあります。

実際に、小児はりで体に触れてみると、 呼吸が浅い、背中が硬い、手足が冷えているという子も少なくありません。
簡単にいうとこれが「体が休むモードに切り替わりにくい状態」です。

*ポリヴェーガル理論…アメリカの神経科学者が提唱した、自律神経に関する理論。自律神経を生物進化の過程から捉え直す視点で、ストレスや心身の不調、トラウマを理解する理論としても注目されています。

朝になると動けなくなることもある

夜は元気そうにご飯を食べたり動画を見たりしてるのに、朝になると急に動けなくなる。
「しんどいなら今日は寝てたら?」と休ませていたら、少しずつ昼夜逆転っぽくなってしまった…。

こうした様子に、戸惑う保護者の方も多いと思います。

本来、朝は体を活動モードに切り替えるためにエネルギーを使う時間帯。
ですが、疲れが抜けていなかったり、緊張が続いていたりすると、どうしても起きられない、気持ち悪い、頭が痛い、体が重いなどといった形で不調が出ることがあります。

これは、本人のやる気とかの問題ではなく、危険を察知して神経系を防衛モードにし 過剰なストレスから身を守るための本能的な体の反応と考えることができるんです。

特に真面目な子ほど日ごろから頑張って過ごしているので、ちょっとしたきっかけで一気に崩れてしまうこともあります。

中には、起立性調節障害(OD)と診断されるお子さんもいます。
ただ、診断の有無に関わらず、朝がつらい、だるいといった状態のまま、体がうまく休めなくなっている子は多いと思います。

「小児はり」でカラダを整えるという視点

「小児はり」は、刺さない・痛くない刺激で行う子どものための 鍼灸しんきゅうです。
古来から「かんのむし」と言われる子どものさまざまな神経症状に良いとされており、当院でも、夜眠れない、朝起きられない、疲れが抜けない、緊張が強いといったお子さんのご相談を受けることがあります。

鍼灸では、「眠れない」「朝起きられない」「朝にしんどい症状が出る」という部分だけを見るのではなく、呼吸の浅さ、お腹や背中の緊張、冷え、食欲、疲れのたまり具合など、 カラダ全体の状態をみて、まず体がリラックスできる状態に整えていきます。

小児はりは、気持ち良くナデナデトントンするマッサージのようなものです。
まずは、気持ち良い感覚を感じて、カラダがリラックスしてもらえるように施術していきます。
リラックスできるようになってくれば、少しずつ元気のエネルギーを貯められるようになっていきますよ。

不調が続いている時は、「学校に行けていない」「勉強が遅れてしまう」という不安も大きくなりやすいと思います。
保護者の方も、心配でつい「宿題くらいやりなさい」と言ってしまうと、お聞きします。
でも実際には、体調が整ってくると、子どもの集中力や意欲が戻ってきて、一気に吸収し始める子も少なくありません。
私自身も、勉強を「やらなきゃ」とムリに頑張っていた時より、体調や気持ちが整って「やろう」と自分から思えた時のほうが、ずっと身についた感覚があります。

だからこそ、まずは生活や体調を立て直せる”土台”を作ることが大切だと感じています。

イメージは、アニメ「一休さん」の「あわてない、慌てない。ひと休み、一休み」。
頭を働かせたり、行動する前にまず、 安心して眠れること、ちゃんと休めることを大切にしていきましょう。

最後に

生活リズムの乱れは、「怠け」や「夜更かしだけ」で説明できないこともあります。
特に、 子どもは心身が成長の途中にあり安定しないので、疲れや緊張が続くと、不調のサインとして体に症状が出やすいものです。

「最近なんとなくしんどそう…?」そんな段階でも、体の状態を整える視点を持つことは大切です。
うちの子の体の状態、どうかな?と思ったら、お気軽に下の画像をクリックしてご相談してくださいね。

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