「夜になると何度も泣いて起きる」
「抱っこしてもなかなか落ち着かない」
夜泣きの相談で来られる赤ちゃんの保護者の方から、こうしたお話を伺うことがあります。
夜泣きにはさまざまな要因があり、お腹だけが原因とは言えないのですが、夜泣きのご相談の際に赤ちゃんのお腹を見せてもらうことがあります。
なぜなら、お腹の状態が体調を知るための大切な手がかりになることがあるから。
ここでは、つくば市で小児はりをしているママ鍼灸師がその理由を解説します。
こんな様子はありませんか?
□ お腹が張っている気がする
□ 足をバタバタさせることが多い
□ 体を反らせることが多い
□ 機嫌が悪い時間が続く
□ 寝つきが悪い
□ 抱っこすると少し落ち着く
□ おならが多い
□ 夜中に何度も目を覚ます
もちろん、これらがあるからといって必ずお腹に原因があるとは限りません。
ただ、夜泣きの相談を受ける赤ちゃんに見られることがよくある様子です。

便秘ではなくてもお腹は張ることも
お腹の話になると、「毎日うんちは出ています」とおっしゃる保護者の方、結構いらっしゃいます。
確かに、便秘ではないかもしれません。
しかし、 お腹の張りは便秘だけで起こるわけではありません。
例えば、
- ガスがたまりやすい
- 消化機能が未熟
- 授乳や哺乳の際に空気を飲み込みやすい
こうしたことでもお腹が張る場合があります。
大人でもお腹が張ると何となく落ち着かなかったり、寝つきが悪くなったりすることがあるのと同じように、
赤ちゃんも不快感を感じている可能性はあります。
ただし、お腹の張りと夜泣きの関係は個人差があり、必ずしも原因になるとは限りません。
東洋医学ではお腹を大切に考えます
東洋医学では、 お腹は体調を映す鏡のような場所と考えられています。
お腹の柔らかさや緊張具合、温かさなどから、体の状態をみており、実際に赤ちゃんの施術の際にも、お腹の張りや緊張がないかを確認します。
夜泣きという症状だけを見るのではなく、
- 食欲はどうか
- 便の様子はどうか
- 体全体の動きや緊張はどうか
- 日中の機嫌はどうか
- よく眠れているか
といった全体の様子を合わせて考えていくことが大切だと考えています。
特に、背中や首まわりなどに力が入りやすくなっていないかもあわせて確認します。
実際に、背中や腰に力が入りやすい赤ちゃんでは、お腹の表面も硬く感じられることがよくあるんですよ。
おうちでできるケア
お腹が気になる時には、親子のふれあいを兼ねて、次のようなケアを試してみるのをオススメしています。
- お腹を冷やさないようにする
- のの字を描くように優しく触れる
- スキンタッチを行う
- 足をゆっくり曲げ伸ばしする
無理に行う必要はなく、やって機嫌が悪くなったり、ぐずったりするようなら止めておきます。
赤ちゃんがじっとしていたり、気持ちよさそうにしている範囲で十分ですよ。
こんな時は小児科へ
お腹の張りは成長の過程で見られることもありますが、次のような場合は小児科への相談をおすすめします。
- 発熱を伴う
- 繰り返し嘔吐している
- 母乳やミルクの飲みが極端に悪い
- 血便が出ている
- お腹が強く張って苦しそうに見える
- 顔色が悪く元気がない
- 半日以上おしっこが出ていない
- いつもと様子が明らかに違う
特に、 激しく泣き続ける、ぐったりしている、何度も吐いているといった場合は、早めに医療機関へ相談してください。
夜泣きやお腹の張りは成長の過程で見られることもありますが、まれに病気が隠れている可能性もあります。
最後に
夜泣きにはさまざまな要因があるので、「お腹が張っているから夜泣きする」と単純に言い切ることはできませんが、夜泣きの相談で拝見する赤ちゃんのお腹を触ると、張りや緊張が気になるのはよくあることです。
夜泣きだけに目を向けるのではなく、お腹の状態や便の様子、日中の機嫌なども含めて見ていくことで、赤ちゃんの不調のサインに気づけることがあります。
気になることがあれば、一人で抱え込まずにご相談ください。
下の画像をクリックしてご連絡いただけます。

