子どもの不調はなぜ次々に変わる?|東洋医学からみる回復の過程

揺れるブログトップ

「頭痛が減ったと思ったら、今度は腹痛」
「朝起きられるようになったのに、イライラが増えた」
「やっと腹痛が落ち着いたら、次は足が痛いって」

子どもの不調を見ていると、治ったと思ったらまた別の症状が出てくることがよくあります。

保護者としては、「結局よくなってないの?」と不安になりますよね。
ここでは、つくば市の鍼灸師ママが、実際に小児はりで子どもに関わる中で感じることを書いていきます。

子どもの体は段階的に変わっていく

大人でも、疲れが抜け始めると急に眠気が出たり、気がゆるんで逆に風邪をひいたりすることがありますね。

子どもも同じで、ずっと緊張していた体が少し安心すると、それまで表に出せなかった不調が別の形で出てくることがあります。

  • 頭痛が減ったけれど、他の部位に痛みが出る
  • 緊張が抜けたようだが、涙が増えた
  • 元気になった分、感情の波が強く見える   などなど…

こういう変化は、単なる「悪化」「後退」ではなく、実は、 体が「次のステップ」へ動き始めたサインの場合もあります。

もちろん、すべてがそれに当てはまるわけではなく、必要な医療受診は大切です。

その上で、「病院では異常がないけれど、つらそう」という子どもたちを見ていると、「揺れながら整っていく途中」にいる子は本当に多いと感じます。

小児はりは「自分で整う力」を支える方法

小児はりは、症状を抑え込むことを目的にするのではなく、

  • 緊張しっぱなしの体をゆるめる
  • 呼吸を深くする
  • 眠れる力を取り戻す
  • 安心して休める状態へ近づける

という関わりを大切にしています。

東洋医学には、 不通則痛ふつうそくつうー流れが滞ると不調が現れる

という考え方があります。

川の水も、流れているときは澄んでいても、溜まってよどむと濁ってしまいますね。
体も同じで、緊張が続いたり、気持ちを我慢し続けたり、休めない状態が長く続くと、さまざまな不調として心身にサインが表れると考えます。
症状が揺れ動くことは、必ずしも悪いことではない場合も多いんです。

だから、東洋医学では、「症状を消すこと」だけでなく、まずは 体がゆるみ、本来の流れを取り戻せる状態を目指します。

回復は一直線ではありません

小児はりを続けていると、

「腹痛が減ったと思ったら、今度は頭痛」
「調子が良い日と悪い日の差が大きく感じる」

ということもあります。

保護者の方は、「また悪くなったのかな?」「次から次へと症状が出てくる…」と不安になりますよね。

でも、子どもの回復は一直線ではありません。

揺れたり戻ったりしながら、少しずつ整っていくことも少なくないのです。

安心できる場所だからこそ出る「しんどい」のサイン

また、子どもは安心できる場所ほど、本来のしんどさを見せてくれることもあります。

学校では頑張れていても、家に帰ると荒れたり泣いたりする。

それは、「ここなら無理しなくていい」「この人には出しても大丈夫」と感じているからかもしれません。

だから私は、症状だけを見るのではなく、「今、この子の体は何を伝えようとしているのだろう」という視点を大切にしています。

子どもの体はとても正直です。
季節や最近の活動、その子の環境の変化もあわせて、毎回施術の見立てが変わることもよくあります。

揺れながら、行ったり来たりしながら、その子らしい元気さへ戻っていく。
その過程を支えるのも、小児はりの大切な役割だと考えています。

最後に

子どもの体は、良くなったり揺り戻したりを繰り返しながら、少しずつ整っていくこともあります。

三歩進んで二歩下がるように見えたり、良い日と悪い日を繰り返したりしながら、毎日少しずつ体は変わっていきます。

「病院では異常なしだけど、気になる」「いつまで様子見でいいのか迷う」

そんな時は、保護者の方おひとりで抱え込まず、お気軽にご相談くださいね。

 ご相談・ご予約は下の画像をクリックしてどうぞ。

公式ラインアイコン