「行きたくないだけ?」朝の不調|学校前の体調不良と子どものストレス

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朝になると「お腹が痛い」「頭痛がする」と言い出す。
でも昼間や休みの日は元気そうで、「本当にしんどいのかな?」「学校に行きたくないだけ?」と対応に戸惑ってしまうことはありませんか?
実際には、学校前の体調不良やだるさの背景に、緊張や疲れによる体の不調が隠れている子もいます。
今回は、子どもの朝の不調について、つくば市のママ鍼灸師の視点からお話します。

「気持ち」と「体」のどちらの問題なの?

子どもの不調をみていると、「病は気から」「気持ちの問題では?」と思ってしまう場面もあるかもしれません。

もちろん、心の影響が関係することもあります。

ただ、まずはその考えを少し脇に置いて、“ 今、体がどんな状態になっているのか”をみていくことも大切です。

お腹の調子は悪くないはずだけどなんだかお腹が痛い、熱や風邪症状はないけど頭が痛い、など、本人しかわからないツラさが出ているのは、体からのSOS。
子ども自身も、うまく言葉にできないまま、体にSOSが出ていることがあります。

ですので、「気の持ちよう」と片づけるのではなく、体からのサインとして受け止めていけるといいのかなと思います。

例えば、 学校に行く時間になると緊張する、前日の疲れが抜けないまま朝を迎える、無意識の力みが続いているなどの状態が続くと、自律神経の切り替えがうまくいかず、朝になにかしらの症状として体に出やすくなります。
症状の出方は、その子、その時々によってさまざまです。

「様子を見るしかない」と感じてしまう時期

病院で検査をしても異常がないと言われると、「どう対応したらいいのか分からない」と感じる方も多いと思います。
様子を見るしかないのかな、と不安を抱えながら過ごす日が続くこともあります。

ただ、症状が軽く見えても、体の緊張が続いている状態が背景にあることもあります。

原因を一つに決める必要はありませんが「体の状態が影響している可能性がある」という視点を持つだけでも、見え方が少し変わります。

たとえば、もともと胃腸が弱い子は、お腹が痛くなったり下痢をしやすかったり、緊張が強い子は、頭痛や吐き気として出ることもあります。
他にも、体が痛い、足が重い、だるい、なんだか変な感じがするなど、はっきり説明できない不調として現れる子もいます。

東洋医学では、同じストレスや疲れでも、 “もともとその子の弱いところ”に症状が出やすいと考えます。

だからこそ、「気持ちの問題」と考えるのではなく、「今、体がどんな状態になっているのか?」を見ようとすることも大切なんです。

小児はりでできること

小児はりは、刺さない・痛くない刺激で行う、子どものための鍼灸です。

当院でも、朝の腹痛、吐き気、学校前のだるさ、緊張が抜けない、朝起きられないといったご相談を受けることがよくあります。

先に述べたような考え方は、東洋医学では「 身心一如しんしんいちにょ」といって、心と体を分けて考えません。
そのため鍼灸では、症状だけを見るのではなく、

  • 体がちゃんと休めているか
  • 呼吸が浅くなっていないか
  • 力が入り続けていないか
  • 夜に眠れているか

など、体全体の状態をみていきます。

小児はりは、「頑張って学校へ行かせる」ためのものではありません。

まずは、 緊張し続けている体をゆるめ、安心して休める状態をつくっていくこと(=のびやかに成長できる土台)を目指します。

すると少しずつ、夜に眠れる、朝に少し食べられる、起きられる日が増える、生活リズムが整ってくるなど、体の変化が出てくることがあります。
自律神経は、「早く治そう」と頑張るほど乱れてしまうこともあるので、まずは安心して休めること、そして少しずつ規則正しい生活を取り戻していくことが大切です。

大人でも、働きすぎや頑張りすぎが続けば、体はうまく動かなくなりますよね。
子どもも同じで、リラックスできる時間の中で、少しずつエネルギーをためていくことで、「またやってみようかな」「動いてみようかな」という気持ちが芽生えてくることがあります。

最後に

朝の不調は、本人の感覚でしかわからない場合も多く、保護者の方も悩みやすい症状です。

「行きたくないのかな」「原因は何?」と迷いながら過ごす時間そのものが、その子の負担になることもあります。
小さい頃に「気のせい」「甘え」と受け止められ続けると、自分の不調をうまく言えなくなってしまう子もいます。

まずは、症状を“気持ちの問題”と決めつけず、体の状態としても起きている可能性がある、という視点で見てみることもひとつ。
「小児はり」も、そんな体を立て直す際の選択肢のひとつになればと思います。

「こんな症状があるんだけど…」というご相談だけでも大丈夫です。
下の画像をクリックして、ご連絡くださいね。

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