子どものうつ伏せ寝、大丈夫?|つくば市の小児はりでできる対策と改善法

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「2歳の子がうつ伏せ寝ばかり…やめさせたほうがいい?」
と悩んでいませんか?

実は、うつ伏せ寝にはいくつかの理由があり、小児はりを活用すると無理なく仰向けに慣れやすくなることも!

この記事では、つくば市のママ鍼灸師が、子どもの快適な睡眠環境を整えるためのポイントを
実体験も交えて解説していきます!

幼児さん(1,2,3歳児)がうつ伏せ寝をする理由

1歳以上の幼児さんがうつ伏せ寝になるには、下のような理由があると考えられています。

1.  安心するから

お腹が敷き布団に密着することで、赤ちゃんのときの感覚に近くなるので、落ち着く子が多いです。

2. 寝返りが自由にできるようになったから

1歳を過ぎると寝相が活発になり、自分が快適な姿勢を選ぶようになります。
上のように安心できるから、うつ伏せを好む子もいます。
他には、例えば、寒いときにお腹(体幹)を温かく保とうとして、うつ伏せ寝になることもあります。

3. 呼吸がしやすいから

実は、仰向け寝は、舌が重力で口の奥に下がってしまい、喉をふさぎやすい寝姿勢です。
一方、うつ伏せ寝は、舌が口の中に収まりやすいので、気道が確保されて呼吸が楽にできます
特に、口を開けて寝てしまう子は、舌が重力に負けてしまいがちなので、
自然と、呼吸が楽なうつ伏せ寝を好む傾向にあります。

また、鼻炎などで鼻の奥に鼻水が溜まっていると、仰向け寝だと鼻水が喉の奥に流れてきて呼吸しづらくなり、
うつ伏せの方が楽に感じることもあります。

うつ伏せ寝はやめさせるべき?

1歳未満の赤ちゃんの場合、SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクがあるため、うつ伏せ寝は注意が必要ですが、
自力で自由に寝返りができるようになれば、そこまで心配する必要はないといわれています。
※ただし、顔が布団に埋もれると窒息のリスクがあり、2、3歳児でもうつ伏せ寝による窒息例はあります。

喘息や鼻づまりがある
✅寝ているときにいびきをかく、呼吸が苦しそうに見える
姿勢や噛み合わせが気になる

このような場合は、うつ伏せ寝をやめられるような工夫をするのがおすすめです。

うつ伏せ寝をやめさせる方法

① 寝るときは仰向けスタートで

寝かしつけるときは、まず仰向けの状態にします。
安心しやすくなるように、ぬいぐるみや抱き枕、お気に入りのタオルなどを渡してみたり、お腹にお布団をかけてお腹を温かくするのもいいですね。リラックス効果も期待できます。

② 横向き寝をサポートする

完全に仰向けでなく、横向きで良いんです。
仰向けで寝ていると、お腹の中の臓器の重みで肺が圧迫され、息苦しく感じやすいのですが、
横向きに寝ると、圧迫を軽減でき、呼吸が楽になります。
また、下の付け根が喉の奥に落ち込まないので気道が確保され、しかも気道がまっすぐになるので、スムーズに呼吸できます。
質の高い睡眠にも、横向き寝は効果的といわれています。

③枕を高くする

息苦しさが原因の場合、枕を高くすることで、上半身が少し起き上がった状態になり、気道が開きやすくなります。
気道が狭くなると息苦しくなるため、気道を開いてあげることで、呼吸が楽になるのです。
普段使っている枕に、バスタオルや薄手のクッションなどを引いて高めに調整することから始め、本人が快適な高さや角度をさがしてあげます。
頭部分ばかりを高くしすぎると首や肩が痛くなってしまうので、肩甲骨の後ろあたりから傾斜をつけて高くするように調整するのがおすすめです。

④ 鼻づまりや喘息対策をする

鼻が詰まりやすい子や喘息がある子は、加湿器を使って部屋の湿度を50~60%に保つ、換気するなどして
寝室の環境を整えることも大切です。
花粉症の場合、その時期は換気を控えて空気洗浄機を使うのが良いですよ。

また、小児はりで、鼻づまりを楽にするのもおすすめです。
鼻につながっている経絡の流れを良くしてあげると、鼻が通りやすくなることが期待できます。
口を開きっぱなしにしやすい子は、背中が緊張していることが多いので、小児はりをすることで緊張がゆるみ、体のバランスも安定しやすくなります。

お家でできる小児はり「スキンタッチ」を夜寝る前にすると、ぐっすり寝てくれる!というお話も聞きますよ

我が家のうつ伏せ寝対策は「小児はり」

実は、我が家の子どもたちにも、1〜3歳ごろ、うつ伏せ寝をしていた時期がありました。
首をぐりんと真横にひねってうつ伏せで寝る姿勢がとても心配でした。

我が家の場合は、慢性鼻炎と喘息があったので、換気や加湿をがんばり、食生活も和食中心で甘いものを摂りすぎないように気をつけました。
病院で鼻づまりを楽にするお薬や喘息のお薬を出してもらっていたこともありましたが、薬は飲みたがらない、いつもバッチリ効くわけでもない、副作用が出たことも…。
日々の中で、小児はりを使って鼻づまりや喘息対策をしているうちに、
うつ伏せで寝る時間が少しずつ確実に短くなり、さらに、夜中に目を覚ますことも減ってきて、
ぐっすり眠ってくれる
ようになりました。

そして、幼稚園今では、うつ伏せ寝は卒業!
気持ちよさそうに仰向けか横向けでぐっすり寝ています。
噛み合わせや姿勢の異常を専門家から指摘されたこともありません。

まとめ:子どもが安心して眠れる環境を作ろう!

2歳児のうつ伏せ寝は、必ずしも危険ではありませんが、
安全面や健康発達面を考えると、仰向けの方が安心できますよね。
無理にやめさせるのは難しいので、少しずつ仰向けや横向きに慣れていけると良いと思います。

小児はりで鼻づまり対策したり、心身の緊張をほぐしてあげることで、うつ伏せ寝を解消する効果も期待できます。
小児はりが気になる方は、下の公式LINEから、「子どものうつ伏せ寝が心配」とメッセージをくださいね。

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