「うちの子、最近よく鼻血を出すな〜💦」
赤ちゃんの時はそうでもありませんが、体の成長にともなって鼻血を繰り返す子、結構いらっしゃいます。
特に、秋は空気が乾燥したり、鼻炎が起こりやすくなり鼻を触ってしまったりして鼻血が出やすくなりますよね。
この記事では、病院に行った方がいいケースや、おうちでできる自然なツボケアについて、つくば市のママ鍼灸師が解説します。
なぜ鼻血が出るの?
鼻血は、鼻の中のキーゼルバッハ部位という細かい血管が集まった部分から出ることがほとんど。
この部分はとてもデリケートで、
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乾燥
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強く鼻をこする・ほじる
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アレルギーや鼻炎で炎症がある
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発熱やのぼせ
などの刺激で、簡単に血管が切れてしまいます。
成長期の子どもは血管がまだ柔らかく粘膜も薄いので、 ちょっとした刺激でも出血しやすいのです。
鼻血自体は多くの場合、命に関わるものではありませんが、「頻繁に」「長く」出るときは下のようなポイントもチェックしてみてくださいね。
鼻血で受診が必要なサイン
子どもの鼻血は多くの場合、問題ないことがほとんどですが、もし下のようなことも当てはまるようなら、小児科で相談してみてください。
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20分以上たっても血が止まりにくい
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歯ぐきや他の場所からも出血しやすい
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あざが増えている
その上で、「鼻血そのものを繰り返す」だけの場合は、東洋医学のケアを取り入れてみるのもオススメです!
東洋医学で鼻血は「気」と「熱」のアンバランス
東洋医学では、鼻血は「気(エネルギー)」や「血(けつ)」の流れが乱れたときに起こると考えます。
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気逆:本来下へ流れるべき気が上へ逆流し、のぼせや鼻血、イライラなどを引き起こす。
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血熱:体にこもった熱が血に影響し、血管を拡張・破れやすくする。
たとえば、 夜更かし、ストレスなどは、上から下に流れる気を逆流させやすい原因になります。
また、体に熱をこもらせやすい食べ物である 甘いお菓子やスナックなどは、なるべく控えるのがgoodです!
鼻血ケアにおすすめのツボ「小商(しょうしょう)」
鼻血ケアに役立つツボが「 小商」です。
手の親指の爪の外側(人差し指側)のキワにあり、「 肺経」という 経絡に属するツボです。
ここは、鼻やのど、呼吸と関係が深いツボ。
刺激する時は、 綿棒や指先でトントンとやさしくタッピングがオススメです。
親子でリラックスしている時間に、遊びながら楽しくやってみてください。
「小児はり」で整える“出にくい体”づくり
鼻血を繰り返す背景には、鼻の乾燥や鼻炎体質、熱がこもりやすい体質などが関係していることもあります。
鍼灸師がおこなう子どものための鍼灸施術「 小児はり」では、このツボを含めた経絡の流れを整えることで、体の熱を発散させ、体の上にのぼった気を下に下ろしやすくし、症状を落ち着かせるサポートをします。
小児はりは、刺さずになでるやさしい刺激の「 怖くない・痛くない」ケアなので、保育園、幼稚園に入る前の 小さなお子さんでも安心して受けられますよ。
ホームケアだけでは心配、イライラや多動など他にも気になることがある、というときは、プロによるケアも選択肢のひとつです。
最後に
鼻血は多くの場合、心配のいらない症状ですが、繰り返す場合は体のサインとして受け止めてみてもいいかもしれません。
おうちでのツボ刺激や、小児はりの体質ケアも取り入れながら、無理のない自然な方法で体を整えていくのもオススメです。
小児はりについてもっと知りたい方は下の画像をクリックしてみてくださいね。