療育やリハビリに通うお子さんの体と心のサポートとして、「小児はり」をご存じですか?
小児はりとは、刺さない 鍼を使って、皮ふを優しくなでたり、軽く刺激を与えたりする施術です。
痛みはなく、「気持ちいい」と感じるお子さんが多くいます。
今回は、そんな小児はりが療育やリハビリに取り組むお子さんにとって、なぜおすすめなのかを3つのポイントに分けて、つくば市の鍼灸師ママがご紹介します!
① 落ち着きやすくなり、集中力もアップ!
感覚が敏感だったり、緊張しやすかったりするお子さんにとって、療育やリハビリの場面で“じっとする”のは大変なことです。
小児はりには、 副交感神経を優位にし、心と体をリラックスさせる作用があります。
その結果、イライラや興奮が落ち着き、少しずつ周囲の声が届きやすくなる、おだやかに過ごせる時間が増える、といった変化が見られることがあります。
定期の通院や歯科検診のときのグズグズイライラを防止するために、小児はりを受けるというご家庭も。
「最近、療育の先生に『落ち着いてきたね』と言われました」といった保護者の方の声もよく聞かれます。
② がんばりやすい体と心を整える
療育やリハビリは、お子さんにとって成長のためにとても大切な時間。
けれど、楽しいだけでなく“がんばること”も多いのが現実です。
小児はりは、 筋肉のこわばりをゆるめたり、疲労感をやわらげたりする作用もあります。
体がリラックスしやすくなることで、気持ちにもゆとりが生まれ、「明日もがんばろう」という意欲にもつながります。
“心地よい刺激”を通じて、がんばりすぎない元気の土台をつくる——それが小児はりの良さです。
③ 風邪をひきにくくなり、欠席が少なくなる
「せっかく療育に慣れてきたのに、風邪でお休みばかり…」
そんな悩みをお持ちの保護者の方も多いのではないでしょうか。
小児はりは、 自律神経や免疫機能の働きを整えることで、体調を崩しにくい身体づくりをサポートします。
特に、季節の変わり目や集団生活で風邪をもらいやすいお子さんには、大きな助けになります。
お休みをすることが少なくなれば、その分療育やリハビリもスムーズに進められます。
実際に「以前は毎月のように体調を崩していたけれど、はりを始めてから元気に通える日が増えた」といった声もあります。
まとめ
療育やリハビリに通うお子さんにとって、小児はりは「体調を整え、落ち着きをサポートし、がんばりやすい心と体をつくる」やさしいお手伝いになります。
がんばるお子さんとご家族の毎日が少しでもスムーズに、笑顔で過ごせるように、小児はりを取り入れてみてはいかがでしょうか?
つくば市で訪問鍼灸をおこなっている筆者は、支援が必要な子のサポートについて、NHK-Eテレ「すくすく子育て」などでもおなじみの音楽療法家・星山麻木先生に学んでおり、さまざまなニーズを持つお子さんのケアにも力を入れています。
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