そのくしゃみ鼻水、風邪じゃないかも?子どもの花粉症はいつから?

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子どものくしゃみや鼻水が続くと、『風邪かな?』と思いがちですが、実は花粉症かもしれません。花粉症は大人だけでなく、子どもも発症することがあります。では、子どもの花粉症はいつから始まるのでしょうか?
この記事では、つくば市のママ鍼灸師が、風邪との違いや見分け方をお伝えします!風邪と花粉症の違いを知り、早めに適切なケアをしてあげましょう!

子どもの花粉症の症状と発症年齢

基本的に、子どもの花粉症の症状は、大人の花粉症の症状と同じです。

  • 目のかゆみ、充血
  • 透明な鼻水が続く
  • くしゃみ
  • 鼻づまり(寝苦しさ、口呼吸)
  • 鼻やのどのかゆみ

花粉症の発症は低年齢化が進んでいるといわれており、3歳前後で発症する子も増えてきています。

花粉症の子ども

花粉症とカゼの違い

花粉症の症状はカゼにも似ているので、「カゼかな?」「花粉症かな?」と判断に迷うことがありますよね。
見分けるポイントは、大きく分けて3つあります。

①目や鼻のかゆみがあるかどうか

かゆみやムズムズ感はアレルギーの反応。
かゆみがあるようなら、花粉症の可能性が高いといえます。

ただ、お子さんによっては、「かゆい?」と聞いても「かゆくない!」という子や、うまく言葉にできない子もいるんですよね💦
顔をこすって顔が赤くなったりカサカサになっていることもあるので、花粉症かな?と思ったら、目や鼻をこすったり顔をしかめたりしていないか、お子さんの様子を観察してみてください。

②鼻水の状態

花粉症では、 サラサラの透明な鼻水が出ます。
風邪では、ネバネバして黄色っぽい鼻水なことが多いので、これもチェックポイントです。
鼻水が多いときは、ティッシュで鼻をかんで、出た鼻水の状態も見てあげてください。

「ちーん!」と鼻をかむのが苦手という子もいるので、小さいうちから親が一緒にやって見せたり、鼻から強く息を出すような遊びをしたりして、鼻を上手にかめるようにしておくと、大きくなってからも安心ですよ。

③お天気によって症状が変わるかどうか

お天気の良い日や風の強い日などに外出したとき、症状が悪くなるようなら花粉症の可能性が増してきます。
雨上がりや水周り(お風呂や洗面所)は、水の流れる勢いで花粉が細かく空中に舞ってしまい、症状が強く出ることもあります。

また、肌のかゆみは、病院の先生によっても判断が異なるようですが、花粉症が原因だと、花粉に触れる顔などにかゆみが出ることがあります。
背中や手足など普段服で隠れているところのかゆみは、冬の乾燥が原因と考えるのが妥当なようです。

花粉症かどうかの診断は、病院でしかできませんので、気になる方は、こういった症状があるかどうかも医師に伝えて、検査をしてもらうと良いですね。
アレルギー検査の数値だけでなく、家族のアレルギー歴や本人の症状も診断の材料になります。

子どものための花粉症対策〜出てしまった症状を和らげる

出てしまった花粉症の症状には、生活の中で花粉に触れる機会をなるべく減らすこと、そして、対症療法としてお薬や鍼灸が有効です。

・お薬(抗ヒスタミン薬)
 病院で診断してもらうと、子ども向けの抗アレルギー薬を処方してもらえます。
花粉症の症状が出るとすでにわかっている子は、早めにお薬を開始することが推奨されます。

・鍼灸
 鍼灸も症状のないうちから小児はりを受けて体調を整えるのがベストですが、症状が出てからでも効果を期待できます。
小さなお子さんは、 刺さずになでる「小児はり」というやり方で施術していきます。
優しくなでるだけなので、注射やお薬のように嫌がらずに受けてもらえるのが大きなメリット。
そして、小児はりは副作用や薬の飲み合わせ問題(例えば、”Aの薬とBの薬は一緒に使えない”などの問題)もなく、お薬と併用して受けることもできますよ。

他に、お家での対策や予防的な対処法もこちらの記事にまとめています。
画像をクリックして読んでみてくださいね⏬

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まとめ:子どもの花粉症には「小児はり」で対策しよう

この記事では、花粉症の特徴や風邪との違い、出てしまった症状を解消する方法を解説しました。

「小児はり」は、出てしまった花粉症の症状を和らげるだけでなく、症状のない時期から花粉症の予防として受けることもできます。
また、花粉症の予防として日頃から定期的に受けておくと、毎年シーズンになると出てしまう花粉症症状を軽くする効果も期待できるんです!

小児はりについて、もう少し詳しく知りたい!という方は下の画像をクリックしてくださいね。

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