小さな音や光に敏感、初めての場所や人に緊張しやすい、すぐに泣いたり不安になったりする、疲れやすい、なんだか育てにくい…
「発達障害かな!?」と思っているママへ!それ、もしかしたら HSC(ひといちばい敏感な子) かも。つくば市のママ鍼灸師が、HSCの特性と、HSCさんに小児はりがおすすめな理由を解説していきます。
HSC(ひといちばい敏感な子)とは?
HSC(Highly Sensitive Child)とは、生まれつき感受性が強く、周囲の刺激に敏感に反応する子どものこと。
「繊細さん」とも呼ばれていますね。
元々は、アメリカの心理学者が30年ほど前に提唱した概念で、子どもの5人にひとりがこの気質を持つとされています。
1クラスに何人かは、必ずいる計算になりますね。(大人の場合は、ChildがPersonになって、HSPと呼ばれます)
HSCの子どもは、
・音や光、匂い、肌触りなどの感覚が鋭い
・人の気持ちを深く感じ取る ことが特徴です。
そのため、ちょっとした変化や人の言葉にも敏感に反応し、ストレスを受けやすい傾向にあります。
また、新しい環境や慣れない状況に緊張しやすく、疲れやすいことも。
保護者の方が「育てにくい」と感じることも多い気質です。
HSCにはチェックリストがあるので、気になる方は参考にしてみてくださいね。
育てにくさを感じたらーHSCかどうかを知るためのチェックリスト
ただし、HSCは病気や障害ではなく、生まれつきの気質。
目が悪い、足が不自由といったことと同じで、本人や周りの大人が、がんばって治せるものではありません。
むしろ、深い思考力や豊かな感受性、共感力の高さは、HSCならではの素晴らしい特性でもあります。
「いち早く周囲の変化に気付けるHSCは、集団の中で重要な存在」とおっしゃっていました。
例えば、シマウマの群れの中で最初にライオンの襲来に気づいて周りの仲間に知らせる個体が、人間でいう「HSC」にあたるのだそうです。
周りの皆と同じことを同じペースで一斉にやることが人生でもっとも多い小中学校は特に、HSCの特性をつらく感じてしまいがちですが、
成長してからはその特性が逆に強みになるシーンも多いので、正しく理解して、取り巻く環境を整えてあげることが必要だと説明しておられました。
HSCと発達障害の違い
HSCと発達障害とは、感覚の敏感なところは似ていますが、「他人の気持ちを汲むのが得意か、苦手か」が異なるといわれています。
例えば、自閉スペクトラム症の人は人の気持ちを考えるのが苦手ですが、HSCは人の気持ちがわかりすぎるくらいわかってしまいます。
ただ、このあたりの区別は難しいようで、重度発達障害ならわかりやすいのですが、いわゆる、発達障害グレーやごく軽度の発達障害とHSCは誤って受け取られてしまうことがままあるそうです。
いずれにせよ、否定的なレッテルではなく、感覚が敏感な子を正しく理解したり、寄り添って手助けしてあげたりするために、HSCという概念を活用できるといいのかなと思います。
HSCの子が抱えやすいお悩みとは
HSCは、五感が敏感で、人の感情にも繊細に気がついてしまうので、園や学校に行って帰ってくるだけでも、とても大変に感じる子も多いんです。
ですので、普段の生活の中でも心と体が緊張しやすく、自律神経も乱れやすい傾向があります。
- 緊張しやすく、眠りが浅い
- 刺激が多いと、すぐにぐったりしてしまう
- お腹の調子を崩しやすい(便秘・下痢・腹痛)
- 疲れ、イライラ、不安を感じることが多い(自律神経が乱れやすい)
上のようなお悩みは、「HSCさんあるある」です。
一番そばでみている保護者の方が、「うちの子、HSCかも…」と感じることが多ければ、
その子がなるべくリラックスしやすいようにケアしてあげると良いと思います。
その子の言っていることを否定せずに聞いてあげたり、愛情を伝えたり、ハグしたりすることはとても良いそうです。
HSCの子には自律神経を整える「小児はり」がオススメ
「小児はり」は、 鍼を刺さずに皮膚を優しくなでる施術。
とてもソフトなタッチなので、敏感なHSCの子も怖がることなく安心して受けてもらえます。
小児はりには、こんな効果が期待できます。
- 自律神経を整え、リラックスしやすくなる → 不安感や緊張の緩和
- 夜ぐっすり眠れるようになる → 睡眠の質UP
- お腹の調子が整う → 便秘や下痢の改善
- 情緒が安定しやすくなる → イライラやよく泣くことの軽減
HSCの子どもたちにとって、日々の生活は刺激との「戦い」です。
小児はりを受けたママからは「子どもが夜ぐっすり眠れるようになった」「気持ちが安定して、落ち着いた感じがする」といった声をいただいています。
また、HSCさんは、お薬が効きやすい反面、副作用も出やすい傾向があるので、漢方薬や鍼灸などのケアが良いことも多いのだそうです。
「小児はり」は、そんな敏感な子の心と体を優しくととのえてくれるナチュラルなケアです。
最後に
HSCさんは、敏感だからこそ素晴らしい感性を持っています。
でも、ちょっとしたことに緊張したり、心と体が疲れやすかったりするのも事実です。
そんな時は、 小児はりで心と体をリラックスさせてあげませんか?
お子さんの敏感さを理解しながら、健やかに成長できるように、ママパパと一緒にサポートしていきます。
小児はりについて、もっと詳しく知りたい方は下の画像をクリックして見てみてくださいね。