毎年春になると、鼻水や鼻づまり、目のかゆみに悩まされる花粉症。
「症状が出てから対処するもの」と思われがちですが、実は出る前の準備が大切だといわれています。
鍼灸でも、花粉症予防は症状が出る1〜2か月前から始めるのがおすすめです。
今回は、つくば市の鍼灸師がその理由をわかりやすく解説します。
茨城県の花粉シーズンと予防開始の目安
茨城県は、
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スギ花粉:2月中旬〜3月
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ヒノキ花粉:3月下旬〜4月
がピークになりやすい地域です。
そのため、1月には予防を始めるという案内が多くなります。
鍼灸は「症状を止める」より「体の準備」を整えるもの
花粉症は、花粉が飛び始めた瞬間に急に起こるわけではありません。
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鼻や目の粘膜の過敏さ
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自律神経のバランス
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胃腸や睡眠など、体全体のコンディション
こうしたものが積み重なり、あるラインを超えたところで症状として表に出てきます。
鍼灸の予防は、 【花粉に「反応しにくい体の状態」を少しずつ作っていく】という考え方です。
なぜ予防に「1〜2か月」かかるの?
理由は大きく3つあります。
① 体の反応は段階的に変わる
鍼灸の刺激は、その場ですぐ変わる部分と、回数を重ねて安定してくる部分があります。
たとえば、鍼をした後「手足がポカポカする」、「肩を回しやすくなった」などというのは”すぐに変わる部分”、
「ぐっすり深く眠れる」、「最近、腰痛が減った」などは回数を重ねるうちに安定してくる効果です。
花粉症の主な原因別に、効果を感じられるまでの期間の目安はこんな感じでしょうか。
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鼻や目の粘膜の過敏さ→
粘膜の軽い炎症は、10日ほどで治ることが多いです。
粘膜に炎症が起きると、粘膜のバリアが弱くなりアレルギーも起きやすくなってしまうので、炎症は早く治す、起きないようにするのが大切。
余談ですが、鼻粘膜をレーザー焼灼してもしばらくすると効果がなくなるのは、焼灼したところが回復してしまうからです。 -
自律神経のバランス→
早寝早起き、バランスの良い食事など良い生活習慣が第一で、2、3ヶ月ほど継続することで自律神経が安定するとされています。 -
胃腸や睡眠など→
胃腸、特に腸内環境の改善(腸活)には早くて2週間、良い環境が安定するには3ヶ月ほどかかるそうです。
また、睡眠リズムが整うには3週間〜1ヶ月以上かかると言われます。
花粉症予防では「回数を重ねて体調を安定させる」ことが中心になるため、1回で治った!とはいかないんですよね…💦
② 研究でも4〜8週間で評価されることが多い
花粉症(アレルギー性鼻炎)に対する鍼灸研究では、4週間〜8週間(約1〜2か月)の治療期間を設けて、症状や生活の質の変化を評価する設計が多く見られます。
実際に、多くの鍼灸院でも、「まずは1か月、できれば2か月続けて、体の変化を見る」という流れが自然になります。
一人ひとり、鍼灸への反応が異なるうえ、生活スタイルやストレスなどによっても、変化の出方や変化のスピードが違ってくるので、何度か施術を受けて「その人なりの良い刺激量、良いペース」を掴むことが大切なんです。
③ 現実的な通院ペース
予防の場合、「週1回〜2週に1回」という方が多く、6〜12回に達するのが約1〜2か月。
定期的に回数が積み重なることで、体がその状態を思い出しやすくなっていきます。
「もう鼻水が出てる…」という場合でも、遅すぎることはありません!
ただし、目的は、予防→ 症状を和らげて悪化を防ぐことに変わります。
この場合も、早めに始めた方が調整しやすいのは確かです。
まとめ
花粉症予防の鍼灸が「症状が出る1〜2か月前から」がオススメなのは、体の反応がゆっくり整うこと、回数を重ねることで安定しやすいことが理由です。
毎年花粉症がつらい方ほど、症状が出る前から体を整えておくことが、春を少し楽に過ごすためのポイントになります。
「症状が出てから」ではなく、「出る前に体を整える」。
春を少しでも楽に過ごしたい方は、花粉が本格化する前のスタートをおすすめします!
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