気圧変化で体がだるいのはなぜ? 自律神経との関係を鍼灸師が解説!

天気痛ブログトップ

「雨の日は体がだるい」「低気圧が近づくと頭痛がひどくなる…」
そんなふうに、天気と体調の関係を感じたことはありませんか?
この“ お天気不調”、なぜ起こってしまうのでしょう?
この記事では、つくば市の鍼灸師が、現代医学と東洋医学の両面から原因を解説します!

 現代医学から見た「天気、気圧と体調」

天候や気圧の変化は、私たちの自律神経に影響を与え、血液の流れ方や免疫バランスまで変化するといわれています。

たとえば、低気圧の日は空気中の酸素濃度がわずかに下がり、血管が拡がって血流がゆるやかになります。
その結果、血圧が低下して酸素が全身に届きにくくなるため、頭痛やむくみ、だるさを感じやすくなるのです。

さらに低気圧のときは、副交感神経が優位になり、体が「おやすみモード」に傾きます。
免疫の面では、リンパ球が増えやすくなり、やる気が出にくかったり、体が重く感じたり、免疫が過剰に働いてアレルギー症状が出やすくなることもあります。

一方で、「晴れているのに体調がイマイチ」という方もいますよね。

実は、高気圧で快晴の日は交感神経が活発になり、免疫では顆粒球が増えやすくなります。
青い空の下で気分はスッキリしても、体の中では炎症反応が強まりやすく、肩こり・頭痛・胃炎・肌荒れなどが出やすい状態に。
これは、強いストレスや緊張が続いているときの体の反応にもよく似ています。

状態 自律神経の傾向 増えやすい白血球 体の状態 よく出る不調
低気圧・
雨の日
副交感神経が優位 (リラックスモード) リンパ球 体が「おやすみモード」になり、代謝・血流がゆるやかに だるい・やる気が出ない・眠い・
むくみ・アレルギー反応が出やすい
高気圧・
晴の日
交感神経が優位(活動モード) 顆粒球 血流が活発になり、
体が緊張・興奮状態に
肩こり・頭痛・胃痛・肌荒れ・炎症が起きやすい

だからこそ、天候に左右されないためには「自律神経のバランスを整えておく」ことが大切なんです。
規則正しい生活や深呼吸、ぬるめのお風呂などのセルフケアで日ごろから整えておくことで、心と体が安定しやすくなります。

東洋医学から見た「天気、気圧と体調」

東洋医学には「高気圧」「低気圧」という考え方はありません。
けれど、気候や季節の変化( 外因がいいん)が、体の内側の状態( 内因ないいん)に影響を与えるという考え方があります。

たとえば、低気圧で体が重だるく感じるのは、体に「 湿しつ」がたまりやすくなっている状態。
反対に、急に晴れた日は上がった気をスムーズに下に下ろせないために、調子が悪く感じてしまうことがあります。
めまいが出たり、ソワソワイライラしたり、また、関節などで気血の流れが滞ってしまい関節痛が出たりする、と東洋医学では考えます。

このように、外からの気候の影響を東洋医学では「六気」と呼び、
「風・寒・暑・湿・燥・火(熱)」の6つの要素が体のバランスを乱すと考えます。
風邪・湿邪などの外邪と名前を変えて、その人のカラダの弱いところに入り込み、さまざまな不調を引き起こすのです。

対策としては、基本的には、現代医学の考え方と同じく、規則正しい生活やリラックスを意識することが大切です。
ただし、体の内側のバランスの取り方は人それぞれに違います。

たとえば、 湿しつをためやすいタイプの方なら、
軽く汗をかく運動をしたり、甘いものや冷たい飲み物を控えることが大切です。

一方で、寒さに弱いタイプの方は、冷えやすいところを温めることがポイント。
早めに温かい服装にしたり、お灸やホットパックでお腹や腰まわり、足元を温めるのがおすすめです。

東洋医学では、このように一人ひとりの体質に合わせた「 養生ようじょう」を提案していきます。
気候や気圧の変化は避けられませんが、自分に合ったケアを知ることで、お天気に左右されにくい、しなやかな体をつくることができますよ。

まとめ:天気の変化に

天気は変えられませんが、体のめぐりは整えられます。
あなたに合ったケアをすることで天気の影響を受けにくいカラダづくりができるんです。
それでも「だるさが抜けない」「天気の変化で体がつらい…」
そんな時は、鍼灸でのケアがおすすめです。
鍼やお灸で自律神経と血流を整えることで、天候による体のゆらぎをやわらげ、回復しやすい体に導きます。

鍼灸が気になる方は下の画像をクリックしてご相談ください!

公式ラインアイコン