「赤くてかゆそう…でも、これってあせも?アトピー?」
そんなお悩み、夏になるととても多くなります。
特に乳幼児や敏感肌のお子さんは、汗をかく時期に皮膚トラブルが出やすいので、見分けがつかずに不安になるママパパも多いのではないでしょうか。
あせもとアトピーの違いと見分け方、家庭でできる対策について、つくば市の鍼灸師ママがご紹介します!
もくじ
あせもとアトピー、それぞれの特徴とは?
まずは、それぞれの皮膚トラブルの基本的な特徴を知っておきましょう!
◎あせも(汗疹)
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原因:汗が皮膚の中につまって炎症が起こる
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出やすい部位:首、背中、わき、ひじ・ひざの内側など汗がたまりやすいところ
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見た目:小さな赤いぶつぶつ、水疱、かさつき
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かゆみ:あるが軽め
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改善の傾向:汗を拭く・冷やす・シャワーなどで比較的早く治る(数日〜1週間)
◎アトピー性皮膚炎
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原因:アレルギー体質や皮膚のバリア機能の低下、免疫の過剰反応
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出やすい部位:顔、首、ひじ・ひざの内側、手首など
0歳児さんの湿疹は頭から始まり、手足まで降りていくことが多く、1歳以降の幼児さんは首や関節部分に多いです。 -
見た目:赤み、乾燥、かさぶた、ジュクジュク、色素沈着などが混在
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かゆみ:強く、夜中にかきむしることも
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改善の傾向:慢性的に繰り返し、数週間〜数ヶ月続くことも
見分けるポイントは「経過」と「場所」
あせもとアトピーは、見た目が似ていることもあり、一目では区別がつきにくいことがあります。
以下の2つの視点から様子を見てみるのが見分けるポイントです。
経過で見分ける
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あせも:汗を避けて清潔を保つことで、数日で落ち着く
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アトピー:一時的によくなっても、またすぐにぶり返す傾向がある
出る場所で見分ける
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あせもは汗がこもりやすい部分(首、背中、わき)に多い
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アトピーはひじ・ひざの内側、顔、手首など“ 擦れやすい部位”に繰り返し出る傾向あり
あせもとアトピーは併発していることもある?!
実は、 アトピー体質のお子さんはあせももできやすいです。
そして、かゆくてかきむしることで皮膚がさらに傷つき、そこからアトピーのような状態になることも…。
そのため、「どちらか一方」と考えず、皮膚のバリア機能を守るケアは共通して大切なのです。
皮膚のバリア機能を守るケアとは、
こまめに汗を拭したり、ぬるめのシャワーで洗い流したりして、清潔を保つこと、
そして、せっけんなどを使った後は保湿をすること。
小さな子どもは、汗をかきやすくお肌も弱いので、そんなことも多いですよね😭
そんなとき、オススメしたいのが 小児はりです!
あせもやアトピーに「小児はり」でできる体質ケア
皮膚の状態は、外側からのケアも大事ですが、体の中から整えることも効果的なんです。
小児はりは、刺さない鍼で皮膚を優しくなでることで、
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免疫バランスを整える
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自律神経の乱れを調整する
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腸の調子を整える
といった体質改善をやさしくサポートします。
「スキンケアや薬だけではなかなか良くならない…」
「毎年出て、ひどくなる…」
そんなお悩みには、体の中からのケアを取り入れてみるのも一つの選択肢ですよ。
まとめ
あせもとアトピーは見た目が似ているため、特に夏場は判断がつきにくいことも。
でも、経過や場所、かゆみの強さなどをチェックすることで、ママパパもある程度の見分けは可能です。
おうちでのケアだけで難しいと感じたら、皮膚科や小児科での診察はもちろん、小児はりの自然なアプローチも選択肢に加えてみてくださいね。
小児はりについて、詳しくは下の画像をクリックしてご覧ください!